『ハゲレット』通信 [日記/2006年]
3月3日(金)
あ、お雛様だったのかあ。
通し稽古。それも2回。
この芝居を続けて2回は結構ヘヴィーである。が、本番でも2回公演は有るし、続けてやる事で見えてくるもの、定着するものもあるだろうと判断して決行した。結果、2回目はとても出来が良く、時間も4分ほど縮まった。
芝居のスピードを上げる、と言う事は端で見ているほど簡単な事ではない。会話のテンポを5%ほど上げようとする時、俳優がその事に費やすエネルギーは5%アップでは済まない。恐らく倍の以上の労力が必要になるだろう。
スピードアップには桁違いの集中力、そしてスピードに付いて行く瞬時の感情変化などが要求されるからである。
しかし、俳優がその為に費やした労力は決して無駄にはならない。目に見えないそのエネルギーは俳優同士に刺激を与え、舞台上を満たし、そしてそれは、きっと客席にも伝わって行く筈である。
なので、あと1、2分、縮まないかなあ。
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