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本年最後の『龍馬の妻・・・』U-40通信 [日記/2005年]

12月27日(火)

 本日はBキャストの稽古。

 『龍馬の妻とその夫と愛人』は出来上がっている作品だが、前にも書いた様に、私はU-40ヴァージョンをニュー・プロダクションのつもりで演出している。勿論音楽や、衣裳の調子、美術の要素などを変更する気はない。が、俳優の演技、役作りやニュアンス、動きを本公演に揃えることもしない。
 『ジキルハイド』のジョン・アターソン役が初演の段田安則さん→再演の池田成志さん→3演の石川禅さんと、それぞれの持ち味を生かして変化して来た様なことが、U-40バージョンでは出演者全員規模で起こっている、と言う話である。

 なのでAキャスト、Bキャストの間でも、違うアイデア、違う解釈が頻繁に登場するし、そうなる様に私も焚き付けている。だがこれは、芝居作りとしては実に能率が悪い。特に両キャストに付き合う演出家にとっては。
 かつて『東京サンシャインボーイズの「罠」』の時に試みて痛い目に遭い、今年日大の実習発表『パパのデモクラシー』で再挑戦して懲りた筈なのに、またしても・・・である。

 私には学習能力が無いのであろうか。

 それはともかく、U-40の稽古は年内は今日まで。稽古後は昨日断念した東京芸術劇場へ。『龍馬の妻とその夫と愛人』本公演を観る。


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