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観劇記/7月 [観劇記/2005年]

『うら騒ぎ/ノイゼズ・オフ』  新国立劇場 小劇場
  新国立劇場で当日券を求める列が。何よりも大事な事である。
  我が国でも何度か上演されているコメディだが、今回の上演のハイライトは「バックステージ部分」を現代日本に翻案してしまった事であろう。そして作中の演出家役を、実際の演出者・白井晃さんが演じるスリル。いつも使える手ではないが、今回のそれは吉と出た。
  るみさん&高見さんの美術・照明コンビの仕事振りも明るくて好印象。但し3幕への転換は要改善。

『新・乾いて候  そなたもおなじ野の花か』  新橋演舞場
  1ヶ月に及ぶ改装を終えて演舞場のロビーは印象を一新。老舗劇場とて無策では生き残れない。
  初めて観る舞台の田村正和さん。噂には聞いていたが、これはまさにワン・アンド・オンリー。他と比較しての評価などには何の意味もないであろう。何より観客が詰めかけている。上でも書いたが、これが一番大事な事。  ただ、もう少しストーリー重視の作りにした方が、独特な個性が古びないのでは。

劇団M.O.P.『水平線ホテル』  紀伊國屋サザンシアター
  久々のM.O.P.総出演公演で、マキノさんとしても純粋な新作は『実を申せば』以来なんだそう。
  しかし、これは普通、劇団を旗挙げしたばかりみたいな連中が取り上げる様な題材。それを、こんな立派なセットを組んで、こんな実力のある俳優たちがマジでやるなんて。あっぱれM.O.P.!
  大いに楽しんだのだが、個人的な好き嫌いを言わせて貰えば、これで15分短ければ。


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