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『ジキル&ハイド』通信 [日記/2005年]

12月20日(火)

 『ジキルハイド』2回目のトークショー。今日の司会はフジテレビの軽部アナウンサー。トークショーの出演は鈴木蘭々さん、石川禅さん、そして私。軽部さんには8月末の製作発表時にもお世話になっている。

 前回のトークショーは昼の部の終演後であったが、今日は夜の部の開演前、17時からのスタートである。果たしてお客様がどの程度いらっしゃるのか、関係者一同大いに気を揉んでいたのだが、それは杞憂であった。1階席の2/3位というまずまずの入りで一安心であった。
 トークショー自体は前回と似た流れで進行したのだが、まだ本編をご覧になっていない方も大勢いらっしゃったので、ネタバレにならないように気を遣った。その所為でやや食い足りない印象にならなかったかどうか。それが心配である。

 トークショーの内容は公式ページのレポートなどに委ねたいのであるが、今回が『ジキルハイド』初参加の蘭々さん、そして3回目ながら今回から役の変わった禅さんに、今の気持ちや初共演となるお互いについての感想などを軽部さんが質問していた。
 そして『ジキルハイド』の見所を1人ずつ披露し、私は「ジキルvsハイドの戦い」を、蘭々さんは「全部」(マルシアさんと同じ回答ですね)、そして禅さんは「嘘の仮面」と答えた。

 最後は客席との質疑応答、そして抽選会があって無事トークショーは終了。皆さんお疲れ様でした。

 トークショーの終了後、1時間ほどで本編の開演。相変わらずいい感じである。カーテンコールを終えて楽屋に引き揚げてきた鹿賀さんが「いいお客さんだった」と一言。本当にそうであった。

 終演後、出演者の何人かと軽く飲んだ。出演者と飲んだのは、稽古期間を含めても今回は今日が初めてであった。ちょっぴりホッとした。


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コメント 7

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山田和也

emizouさん、お久しぶりです。nice!ありがとうございました。
なかなかご一緒する機会に恵まれませんが、ご活躍のご様子、何よりです。
『ジキル&ハイド』はご覧いただけたのでしょうか?
それともnice!は何かの間違い?
by 山田和也 (2005-12-21 07:56) 

mako1116

こんにちは。昨日、ようやく「ジキル&ハイド」観に行けました。
トークショーも参加するつもりで、昨日のチケットを取ったのですが、残念ながら、仕事で間に合わなくて。(>_<)
でも、本編の作品は素晴らしかったです。鹿賀さん始め、みなさん素晴らしくって、感動しました。
ありがとうございました。\(^o^)/
by mako1116 (2005-12-21 09:44) 

hatti

20日4回目の観劇 トークショーも参加させていただきました
舞台裏のお話(禅さんの銃のお稽古とか・・)も普段聞く事が
出来ないのでとても楽しかったです
本舞台も素晴らしく今回はスタンディングオベーション!
最後のエマの腕の中でのジキルとハイド 交互に現れ
ジキルに戻って息絶える・・・
それを見つめるジョンの表情 切なく辛そうで呆然と
ジキルとエマを見つめているのに胸がつまり
エマの最後の台詞も 優しくて 心に残ります
最後の『ジキハイ』は 前楽27日です 
by hatti (2005-12-21 22:45) 

山田和也

まこちゃんさん、hattiさん、コメント&ご観劇ありがとうございました。
早いもので『ジキル&ハイド』も残す所1週間となりました。このまま無事に千秋楽を迎えてほしいと切に願っています。
トークショーの様子も公式ページにアップされていますので、どうぞそちらもご覧ください。
by 山田和也 (2005-12-22 07:50) 

CHACO

初演、再演、そして今公演。それぞれ何度も劇場に足を運んでいますが今公演は本当に素晴らしい!!
鹿賀さんのジキルとハイドの対比。ルーシーの底辺で生きる女性の儚さ。母性をも感じさせるエマ。ストーリーテーラーとしての一線を保ちながらも時にコミカルな演技で観客に一息つかせてくれるジョン。
そして「これしか居ないの?」と思わせるほど少数精鋭なアンサンブル。
何度観ても また観たい!と思わせてくれる舞台です。
さて、20日のトークショーで勇気が無くて聞くことが出来なかったのですが、この舞台照明もとても美しいのですが、客席まで照らす意図が良く分からないのですが 何か意味があるのでしょうか。こんなところでお聞きしたら失礼かとも思いつつずーっと気になっておりまして・・・。
教えていただけると嬉しいです。
by CHACO (2005-12-24 02:10) 

山田和也

CHACOさん、コメント&ご観劇ありがとうございました。

照明が舞台上から逸脱して客席を浸食するのは、たとえば冒頭でヘンリーが『闇の中で』を歌うシーン、そしてハイドが解き放たれた『生きている』などですが、これには観客を積極的に劇世界に引きづり込む、と言う狙いがあります。

『闇の中で』では、観客に、「友人や恩師の反対を押し切ってまで危険な実験に突き進もうとしているヘンリーの側に感情移入して欲しい」という計算でもあり、『生きている』では、「ハイドがその瞬間に感じている暴力的な開放感と同化して欲しい」という意図もあります。
そして通常は固定されている光線が突如動き始める事によって観客が感じるショックやその事によって引き起こされるダイナミズム、それらを総合的に判断して、今の照明デザインになっているのです。

観客からの「眩しい」というクレームが初演の時からあり、当時担当プロデューサーの1人からも再考する様に言われたのですが、私と照明デザイナーの高見さんは、上記の様な意図があるのでそのままで行く判断を下し、プロデューサーにもその旨を説明して理解して貰いました。
また逆に、照明に包み込まれる感動を寄せてくださったお客様もいらっしゃいます。

長くなりましたが、以上の様な意図と経緯で現在の照明デザインになっているのです。
『ジキル&ハイド』の音楽の持つ強さに視覚面が負けない様に、そして観客に劇場でよりダイナミックな体験をして貰う為に、と言う事です。
by 山田和也 (2005-12-24 07:05) 

CHACO

お返事ありがとうございます。
こんなに深い意図があったのですね。私は舞台を見ているとき どちらかというと『傍観者的』な視点で見ていることが多いのですが、明日は照明に包まれてヘンリーやハイドに感情移入して観てきます。
by CHACO (2005-12-25 02:13) 

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