SSブログ

最後の『演出実習Ⅱ』、そしてU-40通信 [日記/2006年]

1月19日(木)

 日大芸術学部演劇学科演出コース1年生の授業『演出実習Ⅱ』。今日はその今年度最後の授業であった。

 昨年の4月14日に1回目の授業を行い、以来今日まで、「演出」と言う捕らえ所のない仕事について学生たちと一緒に考えて来た。私にとっては初めて通年で受け持った授業でもあったので、毎回が試行錯誤であり、寄り道や脱線の連続であった。

 まだほとんど高校生と言った感じの者が多かった学生たちも、この1年で随分と垢抜けた。私の方は、顔と名前を一致させるのが骨折りだった。彼らの抱える不安や疑問は私から見れば実に他愛ないものだったが、彼らと接する事は、私には自分のあのころを思い出させてくれる貴重なものだった。授業に顔を出さなくなった生徒も何人かいた。

 4月からの新年度も、新入生を迎えての『演出実習Ⅱ』をやらせていただく事になっている。今年度は「優しく気さくな授業」を心掛けていたのだが、新年度は「厳しく真面目な授業」を試してみようか、と考えている。

 どんな出会いが待っているのであろうか。

 午後は所沢から取って返してU-40の稽古。先攻のAキャストは1幕を中心におさらい、後攻のBは全場面を当たる。

 芝居の手順が一通り付いたので、殺陣の石田さんにそれぞれの形をチェックして貰う。


コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

コメント 2

コメントの受付は締め切りました
西本由香

一年とちょっとの間、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。頑張ります。

追伸
そういえば、「かつぜつ(滑舌)を広辞苑で調べてくる」
という宿題がそのままで終わりましたが、広辞苑には載ってない言葉だったんですね。
by 西本由香 (2006-01-20 18:52) 

山田和也

台詞が聞き取りにくい俳優の事を、よく「カツゼツが悪い」などと言いますが、ではその「カツゼツ」とは、どんな字を書くでしょう?

と言うのがそもそもの問いでした。
その回答を「広辞苑で調べよ」と言うのが付帯された条件でしたね。

で、その答えですが、
そもそも広辞苑には「カツゼツ」という言葉は存在しない。
でした。
by 山田和也 (2006-01-21 01:25) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。