『ハゲレット』通信 [日記/2006年]
2月4日(土)
1幕の1場、2場を読み合わせ。その後少し立ってみる。
タイトルロールのハムレットを演じるのは近藤芳正さん。近藤さんとの付き合いはそれほど多くはないが、長い。東京サンシャインボーイズの最終公演『東京サンシャインボーイズの「罠」』以来で、その後は『笑の大学』があり、『ラ・テラス』があった。
『東京サンシャインボーイズの「罠」』も『笑の大学』も台本が遅れ、稽古場での近藤さんというと必死に台詞を覚えている姿ばかりが思い出される。『ハゲレット』の台本は無事に仕上がったので胸を撫で下ろしていたのだが、今日の近藤さんは稽古前も、稽古の間の休み時間も、稽古後も、必死に台詞と格闘していた。
ハムレット役はほぼ出ずっぱりである。そして、原典に比べるとコンパクトになっているとは言え、台詞の量も膨大である。
「必死に台詞と格闘する男」という近藤さんのイメージは、今回も変わりそうもない。
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