『ハゲレット』通信 [日記/2006年]
2月7日(火)
2幕の前半をさらった後、2幕の後半に入る。
『ハゲレット』に登場するもう1人の女性、王妃・ガートルードを演じるのは久世星佳さんである。久世さんは元宝塚・月組のトップスター。退団後の経歴がそれらしくないので、ご存じ無い方もいらっしゃるかもしれないが。
私は『蜘蛛の巣』『鹿鳴館』『虹の橋』でご一緒したが、歌劇団在団中の久世さんも良く知っている。私は演出家デビューする以前に東宝製作の舞台の演出助手や舞台監督を10年以上やっていて、当時は宝塚歌劇団の東京公演の舞台監督も我々のテリトリーだったのである。
久世さんは、堅い作品でも柔らかい作品でも、きつい女でもかわいい女でも、存在感たっぷりに演じ分ける。『ハゲレット』のガートルードはシェイクスピアの原作以上に「女」の部分が書き込まれているので、今回はしっとりとした久世さんをご覧いただける筈である。
久世星佳さん、宝塚時代の作品はビデオでしか観てませんが、退団後、「さよならの城」と「虹の橋」を観ました。
どんな役でも、存在感のある方ですね。
今回はしっとりした役ですか。
機会があれば観たいものですが、名古屋には来ませんね・・・。
by 魔世っ子 (2006-02-10 00:28)
残念ながら『ハゲレット』は、東京の後、北九州と大阪のみです。ごめんなさい。
by 山田和也 (2006-02-12 22:28)